第10回ちぐさ賞ライブ選考進出者決定

 現存する日本最古のジャズ喫茶「ちぐさ」は、創業店主・故吉田衛の生誕100年を記念し、2013年10月、ジャズ専門レーベルの CHIGUSA Records を設立、同時に優秀な新人を発掘、表彰する「ちぐさ賞」を制定しました。本賞は「日本に若いジャズミュージシャンを育てたい」という吉田衛の思いを継承し、日本のジャズシーンに一石を投じることを願って制定したものです。ちぐさ賞グランプリ受賞者にはCHIGUSA Recordsよりレコーディングの機会を提供し、 アナログレコード(LP)とCDを制作・発売するほか、レコード発売記念ライブ、各種イベントへの出演等、 一連のプロモーション活動をサポートしていきます。
 この第10回ちぐさ賞ライブ選考会出場者5名が決定しましたのでお知らせします。

■開催概要
・名 称 第10回 ちぐさ賞ライブ選考会
・日 時 2023年9月30日(土) 13:00開場 13:30開演 17:00終演
・会 場 横浜市市民文化会館 関内ホール・小ホール
     〒231-0013 神奈川県横浜市中区住吉町4丁目42-1
・主 催 一般社団法人 ジャズ喫茶ちぐさ・吉田衛記念館
 共 催 横浜市市民文化会館 関内ホール 一般社団法人 横浜JAZZ協会

・協 賛 キリンビール株式会社 アサヒビール株式会社 サッポロビール株式会社  

     サントリーホールディングス株式会社 キーコーヒー株式会社

     秋田酒造株式会社  酔仙酒造株式会社 菊之露酒造株式会社

     株式会社浜屋商店 株式会社横濱屋
・入場料 2,000円(前売り当日とも・税込)予約制・自由席

     chigusasho@gmail.com にメールで申し込み
・配 信 YouTube「ちぐさチャンネル」(同時配信は1カメ・フィックスで 

     終了後複数カメラで編集したものを配信します)

■審査要領
・審査委員長 小針俊郎(ジャズ評論家・日本ジャズ音楽協会理事長)
 審査委員  中村誠一(サキソフォン奏者)
          市原ひかり(トランペット奏者)
       藤澤智晴(ジャズ喫茶ちぐさ代表理事)
・第一次審査を通過してエントリー一覧の公開に進んだ18人のなかから、16人のちぐさ賞実行委員の投票によりライブ選考に進む4人が決定しました。当日は昨年次点の菊池光一郎にも出場権がありますのであわせて5人が15分ずつのライブ演奏をして決定します。

・ちぐさ賞 最優秀の方に副賞としてアナログレコード・CDを制作します

      (2024年春発売予定)
・優秀賞 次点の方に第11回ちぐさ賞ライブ選考会の出場権が与えられます
・審査員特別賞 審査員が高く評価した方に特別賞が与えられます
   
■ちぐさ賞応募資格 
個人での応募(グループ不可)とし、ジャズのボーカリスト・楽器奏者、年齢35歳以下が対象で、国籍は問わない(外国籍の方は日本を主体に活動していること)

 

■ライブ審査出場者(エントリー順)
石澤 佑樹(ピアノ・いしざわゆうき) 
1997年生まれ。3歳よりヤマハ音楽教室にてエレクトーンを習い始め、12歳頃よりフュージョンやプログレッシヴロックに傾倒する。17歳頃にChick Coreaの楽曲を演奏したことをきっかけにジャズに興味を抱く。2016年に国立音楽大学ジャズ専修(ピアノ専攻)に入学。ジャズピアノを小曽根真、塩谷哲、宮本貴奈、熊谷ヤスマサに師事(敬称略) 2019年に山野ビッグバンドジャズコンテストに出場し、個人賞として優秀ソリスト賞を受賞。大学卒業後は徳島県に移住し、会員制リゾートホテル「XIV鳴門」にて専属ラウンジピアニストを行う。2023年度4月に再度上京し、ピアニスト/エレクトーンプレイヤー/作・編曲家として活動している。

江澤 茜(アルトサックス・えざわあかね)
東京都生まれ。中学入学と同時に吹奏楽部に入部し、サックスの演奏を開始。在学中に聴いたザ・グレン・ミラー・オーケストラの演奏に影響を受け、ジャズに興味を持つ。昭和音楽大学ジャズコースを優等賞得て卒業。2019年には西オーストラリアで行われたPerth International Jazz Festivelにてリーダーバンドで参加し、高い評価を受ける。中牟礼貞則氏、David Bryant氏等、多くのミュージシャンと共演。2021年に自身の1st album『Thaw』をリリース。サックスを近藤和彦氏、碓井雅史氏に師事。

市川 莉子(ヴォーカル・いちかわりこ)
2006年生まれ。バーバーバー音楽院の河原敦子先生に習っています。通い始めたきっかけは、母がジャズドラムを習っていて、上達しないので、同じお金をかけるなら私がジャズボーカルを習った方が有効活用できると母に言われたことがきっかけでした。自分が歌うことで、いろいろな人との出会いやさまざまな体験ができて、以前は人見知りで引っ込み思案でしたが、人前で歌う機会が増えて、ステージで歌うことが楽しくなりました。今、高校2年生で、来年受験を控えていますが、ジャズはこれからも続けていきたいと思います。

菊池 冬真(ピアノ・きくちとうま)
2001年岩手県生まれ。尚美学園大学ジャズ科に在学中。 中学生の時からジャズピアノの練習と作曲を始め、地元の演奏家の方や大学のジャズ研に混ざってジャズを習う。高校に入学した頃から地元でオリジナル曲メインでのソロライブ活動を始め、2年生の時参加したちぐさ賞でベストパフォーマンス賞を受賞。それをきっかけに関東でのライブ活動も始め、現在に至る。 好きなスタンダードはCherokee。

菊池 光太郎(ベース・きくち こうたろう・第9回ちぐさ賞優秀賞で出場資格) 
1997年郡山市生まれ、宮城県仙台市育ち。仙台市内の高校を卒業後千葉大学モダンジャズ研究会に入部コントラバスとジャズを始める。在学中に楠井五月氏に師事し、後にプロキャリアをスタートさせる。サポートのベーシストとしてはジャンルを選ばずパワフルなビートを売りとしている。また自身のバンドの企画"My Songs &more"では色彩感覚鮮やかでキャッチーなアレンジ、コンポーズで在住の千葉、地元仙台でのライブの成功を収めた。都内、千葉、横浜各地でのジャズコンペティションにてそれぞれ受賞歴があり、老舗ジャズクラブでの出演も増やすなど、都内及び首都圏での活動やパフォーマンスの幅を広げている。