ちぐさ賞は小玉勇気(ベース)に決定しました

  第9回ちぐさ賞の最終選考が10月2日(日)横浜市中区の関内ホール(小ホール)で行われ、小玉勇気(ベース/堺市生まれ)に決定しました。最終選考は4組が15分ずつ演奏する形式のライブ審査を実施しました。また、優秀賞(次点)は菊池光太郎(ベース)、瀬川昌久記念賞は井口大夢(ピアノ)、審査員特別賞は古山雄大(ドラムス)、が受賞しました。

 審査委員長代理の小針俊郎氏は「ベースの王道を行く外連味のないベースがすばらしい。いま迄に身につけられたものを、これからも脇目もふらず磨き上げてほしい」と語っています。

■小玉勇気(ベース/こだまゆうき・1996年堺市生まれ) 
 神戸の甲陽音楽学院在学中よりプロとして活動を開始。Bob Sheppard (sax), David Boyle (tb),宮崎隆睦(sax)等と共演。高槻ジャズストリート2017にてThe Global Jazz Orchestra として高槻現代劇場、FM COCOLOステージに出演。2017年秋よりアメリカのバークリー音楽大学へフルタイムの全額奨学金を獲得し留学。Steve Bailey, Ralph Peterson Jr., Joanne Brackeen等に師事。2019年春に同大学を卒業。2019年秋から2020年春までニューヨークに滞在。Vincent Herring(sax), Bertha Hope(p)らと共演。2020年1月11日ピアニスト鈴木瑶子と “ Yoko & Yuki Duo Project “ 名義にてファーストアルバムをリリース。2021年秋より拠点を関東へ移し、活動中。

■受賞のコメント
 今回のちぐさ賞選考会で広さや音響等含めてホールでのライブの難しさを痛感しましたので、ホールで演奏する機会は自分の経験としても増やしていきたいです。ライブは今までもこれからも、来られた方々に来てよかったというだけでなく、また来たい、聴きたいと思っていただけるよう、一つひとつ全力を尽くします。今後はたくさんのミュージシャンから一緒にやろうと求められるベーシストになりたいと思います。

■ちぐさ賞概要
  応募資格 個人での応募(グループ不可)

       ジャズのボーカリスト・楽器奏者、年齢満35歳以下、
       国籍不問(外国籍の方は日本を主体に活動していること)
  審査委員 今田 勝  (審査委員長・ジャズピアニスト・体調不良で欠席)
       小針 俊郎(横浜JAZZ協会副理事長) 

       中村 誠一(サックス奏者)
       纐纈 雅代(サックス奏者)     

       藤澤 智晴(ジャズ喫茶ちぐさ代表理事)
  決戦出場者 井口大夢(ピアノ)、菊池光太郎(ベース)
        古山雄大(ドラムス)、小玉勇気(ベース)
  アナログレコード制作・発売 2023春を予定します